感染性胃腸炎~ノロウイルスの症状と対策
お腹や胃が痛くて病院に行ったとき、「感染性胃腸炎」という診断を受けたことはありませんか?
感染性胃腸炎とは、「病原性大腸菌」や「サルモネラ菌」などの細菌、「ノロウイルス」や「ロタウイルス」などのウイルスによって引き起こされる胃腸炎の総称です。
今回は特にほかの食中毒の原因となるウイルスと比べ、その感染力の強力さから毎年大きな被害報告のある「ノロウイルス」について、その症状と対策を解説します
ノロウイルスとは?
ノロウイルスは冬季に流行し、重篤な症状を引き起こす食中毒の原因となるウイルスです。感染力が非常に強いウイルスで、あらゆる年齢層の方に感染します。牡蠣やアサリなどの二枚貝を十分に加熱せずに食べることで感染することもありますが、最大の感染源はすでに罹患した人から人への二次感染とされています。感染者の嘔吐物や排泄物、汚染された環境を介して広がるため、徹底した予防対策が必要です。
ノロウイルスの感染経路
ノロウイルスの感染経路は食品から感染する場合と、人から人へ経口感染する場合などがあります。
- 汚染された食品や水の摂取
- 感染者の嘔吐物や排泄物からの二次感染
- 汚染された手を介した接触感染
- 空気中に舞い上がったウイルスを吸い込む飛沫感染
ノロウイルス感染症の特徴
ノロウイルスは、二次感染が起こりやすく感染力の高いウイルスです。以下のような特徴があります。
- 感染力が非常に強く、100個以下のウイルスでも感染が成立
- 嘔吐、下痢、腹痛、発熱などの症状が1~3日続く
- 免疫がつきにくく、何度も感染する可能性がある
- 乳幼児や高齢者では重症化することがある
ノロウイルス(感染性胃腸炎)にかかったら
ノロウイルスによる感染性胃腸炎には特効薬がないため、治療は個々の症状に応じた整腸剤や場合によっては輸液を行うなどの対症療法に限られます。
- 水分補給をしっかり行い、脱水症状を防ぐ
- 乳幼児や高齢者は重症化の恐れがあるため、早めに医療機関を受診
- 感染後1週間~1か月はウイルスが便中に排出されるため、手洗いなどの衛生管理を徹底
ノロウイルスの予防方法
ノロウイルスに罹患しないよう、以下の予防を徹底しましょう!
1. 手洗いの徹底
- 石鹸と流水で指先や爪の間、手首までしっかり洗う
- 共有タオルを避け、清潔なペーパータオルを使用
2. 健康管理の徹底
- 食品を扱う人は体調管理を徹底し、症状がある場合は調理を控える
3. 食品の適切な加熱
- 85〜90℃で90秒以上の加熱 ※牡蠣などの二枚貝は特に
- 生野菜や果物はしっかり洗う
4. 調理器具の消毒
- 洗剤で洗浄後、次亜塩素酸ナトリウム(200ppm)で消毒
- 調理器具を使い分け、使用後は洗浄・消毒
5. 汚染物の適切な処理
- 嘔吐物や排泄物は使い捨て手袋・マスクを着用し処理する
- 汚染した箇所(床や壁)は、汚染場所を広げないよう中心に向かって拭く。その際、次亜塩素酸ナトリウムで(1000ppm)浸すように拭くと効果的
ノロウイルス対策に効果的な消毒方法
身近に感染者が出てしまったときは、周囲への二次感染を避けるための対策が必要です。ノロウイルスの抑制に効果が期待できるものについて、いくつかご紹介します。
次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)
- 強力な消毒効果があるが、皮膚刺激・漂白作用がある
- 使用時は手袋を着用し、適切な濃度で希釈して使用
次亜塩素酸水(HOCl)
- 次亜塩素酸ナトリウムよりも高い殺菌活性を持つ
- 食品への残留性が低く、手荒れしにくい
- 汚れた場所では効果が低下するため、事前に清掃が必要
熱湯消毒
- 85℃以上の熱湯に1分以上つけることでノロウイルスを不活化
- 調理器具、ふきん、タオルの消毒に有効
次亜塩素酸水~Meau(エムオー)
Meau(エムオー)は電気分解し中性値をキープしているため、長期間有効成分を保持できる次亜塩素酸水です。
高い除菌力をもっており、吐瀉物をふき取った後にスプレーすれば簡単に除菌が可能です。
また、嘔吐した際などは空間にスプレーすることで嫌なニオイも軽減!周囲の壁や床なども一緒にスプレーすれば除菌消臭が簡単にできます。
嘔吐で使用した洗面器や洗面台なども、洗浄後にMeau(エムオー)をスプレーするだけで除菌完了!忙しない中でも簡単に使用することができます。
嘔吐で汚してしまったパジャマやベッドシーツなどは、汚れを除去後に洗濯すすぎした後、一度Meau(エムオー)につけてみてください。その後に脱水→乾燥をすることで除菌消臭ができるので安心です。
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Meau(エムオー)は有機物に触れると、原料である「水と塩」に戻るので人にも環境にも優しく安心です。Meauで除菌消臭し、二次被害なく安心した毎日を送ってくださいね。