次亜塩素酸とは

食塩水の電気分解等で生成される物質です。

一般的に使用されている塩素は、次亜塩素酸ナトリウムという物質が大半です。次亜塩素酸は次亜塩素酸ナトリウムを比較すると、数10倍~数100倍の効果があるとされています。

効果を発揮した後は分解して薄い食塩水に戻るため、安全性が高いことでも知られています。

次亜塩素酸の特長

さまざまな細菌やウイルスに効果があります。

ノロウイルスのような薬剤が効きにくいウイルスに対しても効果が期待できます。また、芽胞(*1)という薬剤に対する抵抗が強い細菌にも効果的です。

効果を発揮した後は分解して薄い食塩水に戻るため、安全性が高いです。

一般的な薬剤は「効果が強い=人に対する毒性も強い」のですが、次亜塩素酸は「効果が強く、人にも優しい」ため、さまざまな用途に活用できます。

*1 芽胞…殻を持つ菌

次亜塩素酸の注意点

有機物と接触すると分解しますので、除菌対象物の汚れが残っている状態では効果が期待できません。

例えば、ノロウイルスに感染された疑いのある方の吐瀉物などがある場合、吐瀉物に直接噴霧しても効果は期待できません。事前に吐瀉物を除去して、汚れの無い状態で噴霧すれば効果が期待できます。

除菌対象物の汚れは事前に除去するか、次亜塩素酸水溶液の流水下で洗い流す必要があります。

また、アルコールのような速乾性はありませんので、ペーパータオルなどで拭き取る必要があります。

除菌の仕組み

次亜塩素酸は、その酸化作用により微生物の細胞液や細胞膜など、さまざまな部分を破壊して除菌するとされています。

一般的に薬剤に対する抵抗制が強いとされている、エンベローブの無いウイルスにも効果が期待できます(ノロウイルスもエンベローブの無いウイルスです)。

また、MRSA(*2)のような耐性菌の存在も確認されておらず、理論的にも耐性菌は出にくいとされています。

*2 MRSA…抗生物質に耐性がある菌